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政治は公衆の談話から宗教を追放してきたが、宗教は、今なお政治的現実について最も良く描き出している。
政治的闘争の本質は、実際に、神(善)と悪魔(悪)の、人類の魂に対する霊的な、宇宙的な戦いである。
これは、イルミナティに率いられた、悪魔に身を捧げる国際金融エリートと、今なお神の計画を支持する残りの人類との闘争である。疑わない大衆は、子供のように愚か者のパラダイスに住みながら、どちらに変わるか不安定な状態にある。
この闘争は、国家や宗教の間でもなく、左翼と右翼のイデオロギーの間でもない。この隠れたエリートは、その長期のアジェンダ[会議で決まった実行計画]を覆い隠し、かつ同時に進めるために、全ての対立の両陣営を作り出し、コントロールするのである。
エリート達の計画は、地球を、その私的で新しい、少数特権階級の領分として作り直すことである。これは、疫病、大災害や戦争によって世界人口を減少させること、マインドコントロールしながら生き残った人々を奴隷として飼育すること、神としてルシファー[堕天使、悪魔大王]を祀ることを伴う。
カタクリズムは、次の10〜20年に起きるだろう。我々は、メディア[報道機関]によって騙され、セックスによって乱された借り物の時間を生きており、この間、エリート達は、巧妙な操作や管理の様々な手法をテストし、押し付けるのである。
国連のような数多くの組織は、エリート達の「世界政府」アジェンダを、実際に公衆の精査無しに促進している。
更に最近では、エリート達は、彼らの「テロに対する戦い」、抑圧的な「パトリオット[愛国者]法令」、そしてイラク戦争を正当化するために9.11テロを扇動した。
ニューオリンズの洪水、予防接種と鳥インフルエンザの流行は、別のテストか先触れの可能性がある。
高尚で献身的な人々は、この陰謀について話すと、目をぐるぐる回す。彼らは、「教育」やマスメディアによって、催眠術に掛けられているのである。
「イルミナティ」という言葉は素晴らしく聞こえるが、それはギリシャ神話のキマイラ[頭はライオン、胴はヤギ、尾は蛇で火を吐く怪獣]ではない。フリーメーソンリーの中に隠された、悪魔の教会である。
その会員は知られ、その建物は手入れされた。計画や通信が押収され、公表された。離脱者は公式の取調べにおいて死の危険を誓わせた。それは鎮圧されたが、地下へ潜った。
以来、非常に強力になってきたので、文字通りモダンエイジ(「進歩」、「改善」、「改革」を装って)と定義されて来て、今や、人類の将来をおどすような様相を呈している。
現代の機能障害の起源
「イルミナティ」という言葉は「啓発された人」を意味し、ルシファーに関連して「光をもたらす人」を意味する。その重要な哲学は、「理由」を代用すること、即ち、「正しい理由」に対する便法、つまり、万能の道徳である。
「汝が欲するようにしなさい」がイルミナティのモットーであった。イルミナティは、現実を、神ではなく自然を定義しようとする。イルミナティズムや「ヒューマニズム」は世俗の宗教であり、かつ、サタニズム[悪魔主義]へ移行する期間、即ち、「我慢」である。公衆の品行の堕落が、このことをいよいよ明らかにする。
植物や動物であれ、または子供であれ、各々は少しの滋養と愛とを与えられた生来のデザインに従って、自然に活躍する。イルミナティは、「自由」や「平等」のクッキーカッターを装いながら機能障害を促進することによって、人類発展の生来のコースを無効にしたいと望んでいる。
イルミナティは、お金、婚姻、そしてオカルトで結びついた、伝統的な少数特権階級の権力エリート、ヨーロッパ貴族とユダヤ金貸しの同盟なのである。
1770年、メイヤー・ロスチャイルドは、ヨーロッパ社会の最上流の人々を、西洋(即ち、クリスチャン)市民のコースを反転させることを意図し(それ故、「変革」)、秘密カルトに引き込むために、大学教授である22歳のアダム・ヴァイスハウプト(カソリックとして引き上げられたラビの息子)を雇用した。
私は、デイヴィッド・アレン・リベラによるオンライン書籍の「Final Warning [最終警告]」とジェイムズ・ワードナーの「Unholy Alliances [邪悪な同盟]」(34〜51頁)を要約している。
イルミナティは1776年5月1日に結成された。ヴァイスハウプトは次のように記している。
「我々の教団の偉大な強さはその隠蔽にあり、どこにおいてもそれ自身の名前では決して表さず、しかし常に別の名前や業務で覆い隠されるのである。
フリーメーソンリーの下位三階級が最も適している。つまり、公衆はそれに慣らされ、それからは余り期待せず、そしてそれ故に、それに余り注意を払わない。」
1781年12月20日のウイルスヘルムバッドの代表者会議において、メーソン達はメーソンリーの最初の三階級にイルミナティ階級制度を付加することを合意した。帰路の中で、リヨンのマルチニステ・ロッジからのメーソンであるコンテ・ド・ヴィリューは、次のように述べた。
「このこと全ては、一般的に考えられるよりもとてつもなく重大である、としか言いようがない。作り込まれたコンスピラシー[陰謀]は非常に良く考え出されているので、君主政体や教会はそれを避けることができない。」
ネスタ・ウェブスターは、彼女の著書である World Revolution [世界革命]の中で、イルミナティのモーダス・オペランディ[仕事のやり方、操作の方法]を述べている。それは、チモシー・レアリーばかりでなくアドルフ・ヒットラーに当てはまる。
即ち、「イルミナティズムの策術は、全く異なる目的の男性をセクト[宗派、閥]の秘密の目的に奉仕させるようにするために、正直な空想家の夢や熱狂家の計画を鼓舞したり、勇敢な自尊家の虚栄心を掻き立てたり、不調和な脳を興奮させて、即ち、貪欲や権力のような感情を働かせたりすることによって、セクトの熱烈な支持者のみならず騙されやすい人を入れることにである。」
イルミナティはまた、高い地位の男性をコントロールするために、お金やセックスの賄賂を使い、その後、金融破産や公衆への暴露、または暗殺等の脅しによって恐喝した。これは今日も続いている。
ヴァイスハウプトは次のように記した。
「人は、ある時はある言い方で、またある時は別の言い方で話さなければならない。そうすれば、我々の真の目的は下級者には分からないままとなるだろう。」
そこで、その目的は何だったのか。
それは、「権力と富を得ること、非宗教的な或いは宗教的な政府の名声を密かに傷つけること、そして世界支配を達成すること、以外ではない。」のであった。
作家、出版者、及び教育家を入れることが最優先であった。ダーウィンからニーチェ、マルクス等の偉大な思想家の現代のパンテオン[神殿]は、イルミナティの人質か手先であった。
ヴァイスハウプトは、ある大学について次のように記した。
「全ての教授はイルミナティのメンバーである・・・だから、全ての生徒はイルミニズムの門弟になるだろう。」(ワードナー、45頁)
教団がドイツ全土に広まった時、お金はオッペンハイマー、ヴェルトハイマー、シュスター、スペイヤー、スターン、そして勿論ロスチャイルドのような主要なユダヤ人家系から献金された。
ジェラルド・B・ウィンロッドは、彼の著作 Adam Veishaupt: A Human Devil [アダム・ヴァイスハウプト:人間悪魔]で次のように記した。
「ヴァイスハウプトの主なサブリーダー39人の内、17人はユダヤ人であった。」
バヴァリアから、イルミナティの組織は野火の如く広まった・・・間もなく、学生、商人、医師、弁護士、裁判官、教授、役人、銀行家、そして教会の牧師さえも含む、全ての職業からなる、300人を超えるメンバーになった。
それらの中でより著名なメンバーは、オルレアン公爵、サックスワイマールコーバーグコーダのエルンスト・アウグスツ公爵、ヘッセンカッセルのチャールズ皇太子、ヨハン・ゴートフリード・フォン・ヘルダー(哲学者)、カウント・クレメンス・フォン・メッテルニッヒ、ロシアのキャサリン二世、ミラボーのカウント・ガブリエル、コンスタンツの公爵夫人(「ディオメデス」)、ブルンスヴィックのフェルディナンド公爵(「アーロン」)、サックスワイマールのカール・アウグスト公爵、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(詩人)、ロシアのヨセフ二世、デンマークのクリスチャン七世、スウェーデンのグスタフ三世、ポーランドのポニアトヴスキー王であった。
1786年、フランクフルトでの第三回メーソン代表者会議までに、イルミナティは、ドイツ各地方、オーストリア、ハンガリー、イングランド、スコットランド、ポーランド、フランス、ベルギー、スイス、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、ロシア、アイルランド、アフリカ、及びアメリカから、300万人の秘密結社メンバーを代表した全てのメーソンのロッジを事実上支配した。(ワードナー、39頁)
1790年代において、アメリカにイルミナティ騒ぎがあった。チャールスタウンで、1798年、リヴェランド・ジェデェディア・モースは次のように説いた。
「実際上、ヨーロッパの全ての公民及び聖職の体制は、この恐ろしい組織によって既に根底まで揺さぶられてきてしまっている。フランス革命それ自体が、その陰謀にまで遡れることは疑いない。・・・」(ワードナー、48頁)
1832年、ウィリアム・ラッセルは「スカルズ・アンド・ボーンズ[ドクロと骨、死の象徴]」と呼ぶイルミナティ支部をイェールに創設した。G.W.ブッシュ大統領と彼の父親及びジョン・ケリーはメンバーである。
1785年9月9日、法律家のジョゼフ・ウッツシュナイダーと他の二人の離脱者は、バヴァリアでの尋問法廷の面前でイルミナティのゴールを明らかにした。
それは、教会や全ての正統政府の廃絶、私有財産の廃絶(それらはイルミナティが継承する)、愛国心の廃絶、家族の廃絶(結婚、モラルの破壊及び子供に対する政府の「教育」を通して)、そして最終的には、全ての宗教、特にキリスト教の廃絶、である。
これらは、まさしくマルクスによって1848年に宣言された、共産主義のゴールである。イルミナティと共産主義はぐるになっている。"Reds [共産主義者、赤軍]"という語は、ロスチャイルドの名前の "Red Shield[赤い盾、赤い擁護者]"に由来する。
悪魔主義の五芒星は、両者のシンボルである。
結論
人類は間違った方向転換をしてしまっており、絶滅を宣告されているようにみえる。西洋の、政治的、文化的、経済的エリートは、宇宙的大きさの悪魔的コンスピラシー[陰謀]に騙されやすい人か、意欲的エージェント[周旋人、手先]のどちらかである。
もし我々や子供達が被害を被り早く死ぬのであれば、少なくとも我々は真の原因を知っている。それは、何百万の我々の先祖には認められなかった恩恵である。
神と悪魔は人の魂に対して賭け事をした。もし神が勝利すれば、神聖な生得権の栄光の中で非常な喜びを覚える。もし悪魔が勝てば、人類は破滅する。きわめて簡潔に言えば、これは政治の宗教的本質である。
我々は、生活の中において「汝の欲することを人になせ」という格言を具体化することによって、宗教の本質的な部分を即座に取り戻すことができる。
全ての真の宗教の本質は、個人的欲望の代わりに神(即ち、正義、信頼、愛のような精神的理想)に従うことであり、利己的な代わりに無欲になることである。
このことは、雪の結晶のように、計画に従って、如何に本質的に異なる要素をそれ自身で整えるかであり、そして、理想を達成するかである。
(訳者注)
イルミナティの行なっていることについては、実は、天上界による、アセンションのための壮大な計画によるものです(2015.4.30)。
(訳責:浜野泰久)
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