日本の国際競争力低下の現状と対策

日本の国際競争力は、2015年度は27位(昨年度は21位)であるとのデータがありますので、以下に引用します。

 

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スイスのビジネススクールであるIMD(国際経営開発研究所)が発表した2015年における世界競争力ランキングによると、日本の国際競争力は27位となり、昨年から6位順位を下げたそうです。

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日本の総合順位は61カ国中27位ですが、経済成長は29位、政府の効率性は42位、ビジネスの効率性は25位、インフラは13位となっています。全体のバランスから考えると、日本はインフラは整っているものの、政府の効率性は相対的に低いということになります。

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またビジネス効率の分野でもランクを落としているのが気になります。この分野は生産性や労働市場の柔軟性、企業経営者の能力などが評価対象となります。日本企業の生産性の低さは以前から指摘されていますが、改善は急務といってよいでしょう。

総合ランキングの結果は、1位が米国、2位が香港、3位がシンガポール、4位がスイス、5位がカナダとなっています。主要先進国では、ドイツが10位、英国が19位、フランスが32位、イタリアが38位という結果でした。ちなみに80年代後半から90年代前半にかけて、日本の総合ランキングは1位でした。

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引用元:ライブドア・ニュース、世界競争力ランキング 読み解くとわかる日本の現状と課題、2015年6月3日

 

つまり、今や日本は成熟国家となり、かつ斜陽を謳われた英国よりも順位を下げていますので、いつまでも世界の一等国という意識を捨てなければならないでしょう。

ただ、この原因は米国債を購入してその保有高の一位を中国と争っている状態ですから、そのことが原因ではないかと考えられますので、この点を見直す必要がありそうです。