先月19日に投稿いたしました『2月28日投稿記事中の「ドイツ政府の公式データは完全なワクチン接種者の2022年1月末までの後天性免疫不全症候群の発症を示唆」が偽作の可能性のお知らせ』に、「現在差し替えのための記事を翻訳中です・・・」と記述しておりました件で、翻訳が仕上がりましたので以下にご紹介させていただきます。
なお、本記事はVAIDSに関する恐らく初期の頃のもので、VAIDSの発症機作を医学的に解明することを試みるとともに、先読みしてこれに対処することとブースター接種による免疫機能への更なる悪影響を認識することの必要性を説いており、その上に4回目の接種などはあり得ないこととしていますので、御承知いただければと存じます。
ワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDS):「この免疫侵食がより広く起こることを先読みして対処すべきです」
出典:FRONTLINE NEWS, Vaccine Acquired Immune Deficiency Syndrome (VAIDS): ‘We should anticipate seeing this immune erosion more widely’, Dec 06, 2021
「後天性免疫不全が2回の投与のわずか数ヶ月後に発生するのであれば、未試験の『ブースター』の影響によって、一層急速に、かつより大きく免疫が侵食される可能性をどのように排除できますか。」
スウェーデンのワクチン接種者とワクチン未接種者を比較するランセットに掲載の研究[1]が、9か月に亘って160万人の個人を対象に実施されました。この研究では、症候性(訳注1)COVID-19に対する防御は時間とともに低下し、6か月後までに、ワクチン接種者の一層脆弱なグループは、ワクチン未接種の仲間よりもリスクが高いことが示されました。[2]
(訳注1)症候性:症状(ある病態または疾患の徴候)に関係する、の意味。
医師たちは、この現象を繰り返しワクチン接種された「後天性免疫不全」または「免疫侵食」と呼称しており、彼らに悪影響を及ぼして一層急速に死に至るか、よりゆっくりと慢性疾患に至るかという、心筋炎やその他のワクチン接種後の病気の発生率の上昇の説明になります。
COVIDワクチンは従来のワクチンではありません。それどころか、それらは細胞にSARS-CoV-2ウイルスの一部であるスパイク蛋白質を複製させます。この様にして、ワクチンは体にスパイク蛋白質を生成するように誘発します。人は、ウイルスのこの1つの限られた部分(スパイク蛋白質)に対してのみ抗体を作成します。これは、下流に幾つかの有毒な影響を与えます。
第一に、これらのワクチンは、ウイルスのごく一部(スパイク蛋白質)のみを認識するように免疫系を「悪く訓練」します。この蛋白質がわずかでも異なる変異種は、ワクチンによって作成された抗体の狭い範囲から逃れることができます。
第二に、ワクチンは「ワクチン中毒者」を生み出します。つまり、変異ウイルスのごく一部に対してのみ「ワクチン接種」されているため、定期的な追加免疫に依存するようになります。オーストラリアの保健大臣であるケリー・チャント博士は、COVIDは永遠に私たちと一緒にいて、人々は終りのないワクチンを打つことに「慣れなければならない」と述べています。 「これは、ワクチン接種と再ワクチン接種の定期的なサイクルになります。」
第三に、ワクチンは鼻と上気道の感染を予防せず、ワクチン接種者はこれらの地域ではるかに高いウイルス量を持っていることが示されて来ています。これにより、ワクチン接種者は極めて高いウイルス量を運ぶため、「スーパー拡散者」になります。
さらに、ワクチン接種者は、ワクチン未接種者よりも一層臨床的に病気になります。スコットランドは、ワクチン接種者の感染致死率はワクチン未接種者の3.3倍であり、入院した場合の死亡リスクはワクチン未接種者の2.15倍であると報告しました。[3]
イスラエルのチャンネル12ニュースに関する6月のレポートによると、ワクチンが展開されてから数か月で、2回の注射を受けた6,765人がコロナウイルスに感染し、疫学的追跡により、それらのワクチン接種者からさらに3,133人がCOVID-19に感染したことが明らかになりました。[4]
一方、医学誌のニューイングランド・ジャーナルオブメディシンの研究者は、コロナウイルス・スパイク蛋白質に対する自己免疫応答(訳注2)が無限に続くかも知れないことを発見しました。[5]
(訳注2)自己免疫応答:何らかの原因で免疫系に異常が起こると、自己の体の構成成分を抗原と認識して対応する抗体が体内に作られることにより、自己に対して免疫応答を起こしてしまうこと。
「それ故に、正常な細胞上の元の受容体に結合するAb2抗体(訳注3)は、特に長期的には、元の抗原自体が消失してからずっと後に、病理学的変化を引き起こし得る細胞への深刻な影響を媒介する可能性があります。」
(訳注3)Ab2抗体:生体内に細菌やウイルスなど非自己の物質が侵入すると、免疫系がそれを抗原と認識して抗体ができる(Ab1抗体と呼ばれる)。できたAb1抗体の可変部を認識して新たに産生される抗体が抗イディオタイプ抗体(Ab2抗体とも呼ばれる)だ。
(日経メディカル、ワクチン投与後の心筋炎や血栓症にAb2抗体が関連している?、2021年12月7日
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/popular/202112/572967.html)
コロナウイルス・スパイクタンパク質に対して産生されたこれらの抗体は、心筋炎や神経疾患の現在の前例のない急増、そして将来におけるもっと多くの問題の原因となる可能性があります。
コロナウイルス・スパイク蛋白質に対する無限の制御されていない自己免疫応答は、Sars-Cov-2自体若しくはショットが体の細胞に製造させるそれらのスパイク蛋白質除去のすぐ後に、人の身体を損傷し続ける抗イディオタイプ抗体すなわちAb2と呼ばれる抗体が急増するかも知れません、と元ニューヨークタイムズのレポーター、アレックス・ベレンソンは説明しました。[6]
スパイク蛋白質抗体は、それ自体が抗イディオタイプ抗体すなわちAb2と呼ばれる抗体の第2波を生成するかも知れません。これらのAb2は、抗体の最初の波と結合して破壊することにより、免疫系の初期応答を調節するかも知れません。
「私たちの免疫システムは、ワクチン接種とCOVIDによる自然感染の両方に反応してこれらの抗体を産生します」とベレンソンは書いています。 「しかし、研究者たちはそれほど明確に述べていませんが、恐らくそうすることは政治的に受け入れられないためですが、ワクチン接種後のスパイク蛋白質抗体レベルは感染よりもはるかに高くなります。したがって、ワクチン接種に対する下流の反応はより深刻になるかも知れません。」
米国最前線医師団(AFLDS: 訳注4)の科学主任担当官であるマイケル・イードン元ファイザー副社長は、この調査に次のように答えました。
(訳注4)AFLDSウェブサイト:https://americasfrontlinedoctors.org/
「これは前例のないことです。 何が起こっているのか理解されていません。イスラエルのテレビのコメンテーターは、保健省の人脈がこれを『免疫侵食』と名付けていると報告しました。」
「血中IgG抗体が時間とともに低下することを懸念する人もいますが、これが関連のある基準であるとは確信していません」とイードン氏は続けました。 「呼吸器ウイルス感染は肺と鼻咽頭で始まります。どちらも、気道組織に拡散するには大きすぎる分子である血液抗体によって保護されていません。感染と最初のウイルス複製から保護するのは、気道内の分泌型IgA抗体とT細胞であり、どちらも有効性試験で研究されていません。
理論よりも経験を基礎とする実証データはとても厄介です。現在、大抵の国で人口の大部分がワクチン接種を受けています。スウェーデンの研究[1]を拠り所にすれば、この免疫侵食が一層広く見られることを先読みして手を打つ必要があります。その研究の最も懸念される側面は、最も保護を必要としているのは、免疫侵食が最も顕著である人々、すなわち高齢者、男性、および併存疾患のある人たちであるということです。
この研究の結果を使用して、いわゆる『ブースター』ショットの広範な効用を支持する人もいます。しかし、次のことを言わなければなりません。そのような計画に関する安全性データは誰も持っていません。免疫侵食が2回の接種と数ヶ月後に発生するのであれば、試験されていない『ブースター』の影響が一層急速に、かつより大きく侵食されない可能性をどのように排除できますか。そして、その反応はそれからどうなるでしょうか。4回目の注射などは狂気です。
症候性感染症への主要な応答として、既知の安全で効果的な薬物治療(抗ウイルス薬、コルチコ・ステロイド、抗炎症薬)が用いられるのは昔のことです。
このように、集団のごく一部だけがこのウイルスの顕著なリスクにさらされている場合、私たちは集団全体を実験的な医学的介入にさらすことはしません。そのウイルスは、すべての誇大宣伝は別として、季節性インフルエンザのような多数のウイルスと比較しても致死性は決して例外的なものではありません。」
[1] SSRN、症候性感染、入院、および最大9か月の死亡のリスクに対するCovid-19ワクチン接種の有効性:スウェーデンの全人口コホート研究、2021年10月25日
https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3949410
[2] bad cattitude, スウェーデンの研究はCOVIDワクチンが約200日で蔓延に対する有効性ゼロを示す、2021年10月29日
https://boriquagato.substack.com/p/swedish-study-shows-covid-vaccines?s=r
[3] 公衆衛生スコットランドCOVID-19統計レポート2021年8月2日現在、2021年8月4日
https://jeffreydachmd.com/wp-content/uploads/2021/08/Public-Health-Scotland-21-08-04-covid19-publication_report.pdf
[4] ISRAEL NATIONAL NEWS, 政府は先月の新規Covid-19症例の半分が完全にワクチン接種されたことを認める、2021年6月24日
https://www.israelnationalnews.com/news/308653
[5] New England Journal of Medicine、SARS-CoV-2感染およびワクチン接種における抗イディオタイプ抗体の可能な役割、2021年11月24日
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMcibr2113694
[6] Unreported Truths、ワクチンによる心筋炎やその他の問題についての驚くべき新しい可能性のある説明、2021年11月27日
https://alexberenson.substack.com/p/a-frightening-new-potential-explanation?s=r
翻訳:浜野